玉三郎です。
2009年は リアルで転売屋さんにお会いすると
ブックオフは買えなくなった!!!!!!」
とよく言われますた。


はたして本当でしょうか?


ワタスが「棚」「値段」「ラベル色」を見ている限り
90:10の法則が ブックオフでも見られますた。





と、こんな感じです。
現在、転売屋の大半を占めている「ぴこらー」が
少ないパイを、我先にと奪い合っているだけなのですた。


「最近儲からない!」と思っておられる方がいらっしゃいますたら
この図は大変重要ですので、自分がこの罠にハマっていないか
一度、思い返してみられてはどうでしょうか?


つぎに「ぴこらー」と「目利き」の違いを ご説明いたすます。





これは、鶴子の好きなジャニーズのやつ。
「初回版」と「通常版」がありますた。
2007年前後の2年間くらいのあいだ
通常版→2500円
初回版→8000円
くらいで、動いていますたが
もう、時効なので 説明に使っても問題ないでしょう。



これが通常版(ディスク1枚)





こっちが初回版(ディスク2枚)







問題は、「初回版」 も 「通常版」 も 
この「同じジャケット」を使っている事にありますた。


つまり、両方とも バーコードと規格コードが同じなのですた。


「ぴこらー」はバーコードを打ち込み
アマゾンの価格をチェックします。
2000円代で10人くらい並んでいますたので
ぴこらーは、ブックオフ価格の2450円では仕入れません。



関ジャニのコレは「初回版が高い!」と知っていても
ブックオフのDVDはクリスタルパックに入っていますから
フタを開けることが出来ず
ディスク1枚版 か ディスク2枚版 か 確認できません。


ブックオフはディスクを中抜きして店頭に並べてますから
ディスク1枚 か ディスク2枚か を
重さで判別する事もできません。


では「目利き」は 
どうやって、「初回版」と「通常版」を判別するのでしょうか?
それは、ジャニーズが採用しているケースの形を利用するのですた。

ご覧のとおり ディスク2枚収納するケースのほうが
持つ所の長さが やや短いのですた。


つまり 全く同じ商品に見えても
短ければ 初回版→8000円で売れる
長ければ 通常版→2500円でしか売れない
となりますた。


関ジャニのコレは 当時、ブックオフに大量に流れていますた。
ブックオフのマニュアル作成部隊も規格コードしか見ませんから
同じコードで2種類の商品がある事に気付かないのです。


単純ぴこらーには、この「判別系」は買えませんから
ブックオフに「前クールのラベル色」でも残っているのですた。


初回版 も 通常版 も マニュアルで 2450円 指定ですたので
ワタスは 短いほうのみを買い占めたものですた。


コレは 「高く売れる」のにブックオフにたくさんある(本部から流星)」
なおかつ「ぴこらーは買えない」とゆう条件で 判別系の典型パターンです。


2年間くらい 高い時期は続きますたが
もちろん、今はもう値段つきません。
それだけ、初回版の数が多かった(簡単に仕入れられた)とゆう事ですた。





もう一つ 同じパターンの「目利き」を紹介します。






仮面ライダーのやつです。
ワタスが若い頃見てた 仮面ライダーとは全然ちがうのですた。
子供はもとより、腐女子とよばれる 大人の女性ファンがターゲットですた。



「電王」とゆう仮面ライダーです。
これも、本部からブックオフにDVDがたくさん流れていますた。


「ぴこらー」たちは 必死になって 規格コードやバーコードを打ち込みます。
ブックオフの販売価格(マニュアル指定価格)は3450円
ケータイサーチ

ここは、1年前も現在も変化ありません。
1年前も、こんな値段で並んでいますた。






ブックオフのマニュアル作成部隊がアマゾンの価格を参照していますから
この商品の 3450円指定 は妥当といえます。






次に統計ページを見てみましょう。








おやおや。アマゾンやブックオフに 3000円代で売っている商品が
1万円前後で取引されています。


なぜでしょうか?


やっぱりこれも、限定版なのですた。
初回版にはカードが付いているのですた。



何の価値も無いカードです。ただの紙です。
それを大勢の婦女子たちが 1万円だして買っていたのですた。




これも、初回版と通常版で 同じジャケットですから
当然 規格コードも同じです。


だから ぴこらーは ケータイサーチして
アマゾンに3000円代でたくさん出ている商品を
ブックオフで3450円で買うことはありません。


1ヶ月、2ヶ月 と売れ残っているのですた。
そこに、病気のワタスがやって来て
仮面ライダー電王のDVDケースを上下に振ります。


「カタカタ」と音がすれば、当たり。 中にカードが入っています。
「カサカサ」と音がすれば ハズレ。 チラシしか入っていません。


この、カード付き初回版 ヤフーだと1万円が相場ですたが
アマゾンのコレクターズアイテムでは14800円で動いていますた。


いろんな地方のブックオフに行っては同じ商品を拾い集めるのですた。


ちょうど1年ほど前の話ですが

今はもう、こんなカード集めてる人がいるのかどうか不明です。
中古で高く出してる人はいますが、売れてるのかしら。




ワタスが言いたいのは
「高く売れる」で
ブックオフにたくさんある(本部から流星)」しかも
「ぴこらーは買えない」
です。


肝心なのは、レア(高額)商品をむやみに暗記する事ではないのです。
統計ページでいくら高い商品を暗記してもあんま役に立たないのです。
だって、ブックオフには、まず売ってないから レアなのですた。


たまたま、ブックオフの店頭に並んでも プレミアが付けられていますし
運よく、プレミアがついていない 安い価格で売られていたら
ピコピコする人が、すぐに全部 買って帰っちゃうのですた。




ワケわからなくても、ピコピコで高かったら
何でもかんでも買って帰る人がいるのです。大勢いるのです。
彼らは、実際「売れる商品」も「売れない商品」も根こそぎ買って帰るのです。


だから、受験勉強のごとく、クソまじめに「高く売れる商品」を暗記しまくっても
ブックオフ的な古書店で、その知識は、ほとんど威力を発揮してくれません。


わずかな「ラッキー」に賭けることしか出来ません。


ブックオフ系の古本屋でこれからも、楽しみたいのであれば


ブックオフによく売っている」かつ
「高い値段で実際動いている」かつ
「(みんなが安く出している為)ぴこらーには抜かれない」
とゆう商品を憶えてみてはどうでしょうか。


コツがつかめてくれば 
棚の商品の見え方が大きく変わるかもしれませんよ。


ディスクものにはこのパターンが比較的多くありますし
実は、「本」に関しては、その何十倍もこのパターンはあるのです。
ISBNを打ち込んでもみんな1円で出してるのに
2000円、3000円くらいでなら動かせる本がいっぱいあるのです。
それを、たくさん暗記している「目利き」さんはかなり有利です。


目利き による判別方法は 
今回紹介した、このパターン以外にもたくさんあります。



暗記が苦手なワタスは、憶える系は、あんまりしませんが
これは、初心者のブックオフ転売屋さんには
わかりやすくて、有効な手段だと思うのですた。






ISBNを懸命に打ち込んでいるぴこらーさんは
だんだん、自分がブックオフで稼げなくなってきた事に気付き始めます。


このままでは家賃が払えない。家族を養えないとゆう恐怖がおそいます。


ブックオフに行くと「バーコード」で全頭検査する人を発見します。


自分のやり方は、もうダメなんだ。

時代はバーコードで「スピード」なんだと勘違いして、
皆がそれを使い始めます。


しかし、バーコードもケータイサーチの延長線上にしかありませんから
結局、同じ事です。
初めて考えた人は天才だと思いますが
パイの奪い合いがより激しくなるだけです。




ブックオフを1日5件 行ったのに買えなかった。
ブックオフを1日10件 行かないとダメだ!
それでもダメなら 1日20件!
それでもダメなら 1日50件 100件 1万件 崎陽軒 となります。


そして「また」みんな同じ行動を起こします。
ブックオフ系の古書店に限定している転売屋さんたちの間で
「短時間で多くの店舗を廻る」ブームがおとずれます。


チャリは遅い、電車だ。
電車じゃ ダメだ。車だ。
車じゃダメだ。自家用ジェットだ。
自家用ジェットじゃダメだ。どこでもドアだ!





全国にある、すべてのブックオフが どこでもドアで繋がれば
転売屋さんには とてもありがたいニュースとなります。


でも、どこでもドアのニュースは口コミで広がり
多くの転売屋がそのドアを利用するようになれば
かえって、状況が悪化してしまうのです。

やがて、 90:10 が 95:5 になり 98:2 になり
単純サーチ系の商品が店内から消えるスピードも速くなるでしょう。
どんどん どんどん ぴこらーさんたちは追い込まれていきます。
それに反して、目利きで仕入れている転売屋は有利になっていきます。


今まで、ブックオフ→アマゾンのインチキ(バブル)を謳歌してきた若者は
仕方なく、100円で仕入れて 500円で売る かっぱ寿司に転職か
もう、ブックオフ系の古書店には見切りをつける とゆう選択が待っています。


ワタスには、そのような未来が見えるのですた。
昔から何度も、何度も、警告していた事です。
「ケータイに頼りなさんな」と。
ずっと前に決められた未来が、もうすぐやって来るでしょう。


転売ノウハウ、ケータイサーチ、自動価格調整ツール、バーコード出品‥‥
便利ツールが、出来れば出来るほど 転売屋の首は絞まります。


しかし、独自の「仕入れ」や「出品」「発送」の方法を作れば
他人が何をしていようが、関係ありません。
ワタスは、値下げ合戦になど巻き込まれませんし
仕入れに関しては、簡単な「目利き」が出来るだけで
2ヶ月経っても 3ヶ月経っても 店頭に売れ残っている商品で
まんぞくな利益を出せるのですから。 
のんびり転売を楽しむ事ができるのですた。








最近は、リアルで転売屋さん、にお会いすると 
必ずアマゾンの FRBだかFMLだか ゆうサービスの話をされます。





アマゾンさんが 全部やってくれるとか。 らしいです。知りませんが。
「あまり儲からなくなった」ので次の一手が必要だとか。何とか。


最初はイイでしょうが、ここでも、また同じ現象が起こるハズです。





アマゾンさんに自宅の在庫を全部送ったので
家の棚がスカスカになった。とおっしゃる転売屋さんもおられますた。


今まで、自宅に置ける本の数2000〜3000とゆう制限で
仕入れと販売を行っていた人が、上限を気にせず
5000でも10000でも出品を増やせるようになれば どうなるでしょう?


モノマネの好きな転売屋が 後を追うように どんどん参入してくれば
大量の書籍爆弾がアマゾンの中古市場に投下されますから
中古価格は、さらに下落に勢いがつきます。


このアマゾンさんの商品管理代行サービス
最初はラクチン、ラクチン イケイケ!どんどん! でしょうが
2〜3年後には

「ケータイサーチが普及したせいで、ブックオフ買えなくなった」

せどりノウハウを売る人がいるせいで、ライバルが増えた」


「価格調整ツールの機能が格段に向上した為、値下がりが激しくなった」

これと、同じことが ソコでも、いずれ起こるでしょう。


新しいシステムが生まれる度に、ワタスはいつも冷ややかな目で、見てしまいます。


何を利用しようがその人の勝手ですが、その中に個性がない限りは
根本的な問題解決にはならないとワタスは思います。




だから、ワタスは ついつい、こう言ってしまいます。


いっそ、ピコリ から せどり(目利き) にシフトしてはどうですか?


いったい どれだけ アマゾンに手数料を払えば気が済むのですか?


てゆうか、そもそも、現在は本を売る時ですら 無いのでは?


しかし、ワタスごときのボケ老人によるアドバイスなど
若い方々には、イヤな顔をされるか 露骨に不快感を示される 
とゆうのがオチなのですた。